移住にまつわるエトセトラ PR

【実話です】 どこか分からないけど移住します。その1

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好きなもの、考え方は基本少数派。『マイノリ(ティ)』ガイル大佐である。

突然だが、私、ガイルは移住することを決めた。
ブログ更新のペースが大幅に遅れている理由はそのためだ。

移住を決意した理由は、

『家族が笑顔で過ごせるため』

移住と言えば、

都会の喧騒を離れて田舎暮らし!とか、
独立を機に、前から住んでみたかった土地に!とかよく聞くが、

我が家の理由はそうじゃない。

今住んでいる土地では家族が笑顔になれないから移住するのだ。

なぜ、今住んでいる土地では家族が笑顔になれないのか。

大きな理由は『妻のうつ』だ。

ということで、移住に関する話にしてはかなり『重い』話です。
同じ理由で悩んでいる方にとって少しでも明るい話題になればと思い、記事にしました。

ただ、よくある『楽しい』移住体験記ではありません。

うつに関しての話なども含み『ガチ』で書いてますので、この重さに耐えられる方だけ読み進めてください。



『うつ』の前段階?『適応障害』という症状

子供が遊ぶフォートナイト。親として『ガチ』で考える。の中で書いてあるのだが、ある日を境に妻は『うつ』になった。(病名的なものだと、まだ『うつ』ではなく『適応障害』とのこと。よって以下、適応障害とする。)

まず、『うつ』と『適応障害』の違いを簡単に言ってしまうと、

・『うつ』
ストレスを感じる原因から遠ざかったとしても症状が回復しない。

・『適応障害』
ストレスを感じる原因から遠ざかると症状は回復する。

厚生労働省のページで言うなれば、ストレスの原因がなくなってから半年すれば治るのが『適応障害』らしい。

適応障害は甘えか?

適応障害=甘えでは?

の図式はよく聞く。理由としては、

精神的に病んでいるから会社を休んでいるのに、外で見かけたときは元気そうだったから。

ガイル大佐
ガイル大佐
これでは甘えと思うよね、当然。言いたいことはすっごい分かる。

でも、『適応障害』に苦しんでいる妻の傍にいるものとしてこれだけは言わせてほしい!

ガイル大佐
ガイル大佐
『適応障害』は誰にとっても可能性のある症状。きちんと知ってほしい!

とは言うものの、まあ、無理だと思う…。

なぜなら妊婦さんの大変さなんて妊婦さんになってみないと分からない訳だし、『適応障害』にしてもなってみないとその苦しさは分からない。

ゆえに、私は発症していないから妻と同じレベルで感情を共有することは叶わない。

だけど、傍で見ていてすごく苦しんでいるのは誰よりも知っている。その立場から伝えられることと言えば、

まず、「甘えてるだけじゃないの?」と皆に思われている事は本人も分かっているみたい。

なぜなら、会社の同僚が実際に適応障害で休んでいるのに元気そうだったのを見て「甘えてるだけじゃないの?」って妻自身も思っていたからだそうだ。

これって、なってみて(そばにいて)初めて分かると思うけど、症状が出ていない時しか外には出られない。

つまりみんなが見かける姿は元気に見えて当然なのだ。

ちなみに、症状が出ている時というのは、

・涙が止まらない。
・体の震えも収まらない。
・立っていることができない。
・考えることができない。
・物事を判断することができない。

妻は『適応障害』になり1年が経過したが、根本的な症状は今も変わっていない。

『適応障害』の原因は様々だが、治療方法については3つあるという。

1、ストレス因の除去
2、本人の適応力を高める。
3、情緒面や行動面への介入(薬物療法)

1番にある『ストレス因』の内容は、人によってさまざまだが、妻の場合
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
職場の人間関係が原因である。
 
 
 
 
 
 
 
という事で、職場の人間関係の場合、どのような治療ができるのか。上記1~3を順にみていこう。



適応障害の治療法 その1 『ストレス因の除去』

さて、冒頭に適応障害とうつの違いを書いたが、適応障害は『ストレスの原因』を除去できれば、症状は治(おさ)まる。

そして、そこから半年が経過すれば治る。との事。

妻のストレス因である『職場の人間関係』という事であればどうなるのだろうか?

簡単な言葉でまとめてしまうので、気分を害されたらごめんなさい。

・原因の人が会社を辞める。
・原因の人が別の場所に人事異動する。
・妻が会社を辞める。
・妻が別の場所に人事異動する。

ガイル大佐
ガイル大佐
他にもあると思うけど、パッと浮かぶのはこれくらい?

現実的な順に並べてみる。

・妻が会社を辞める。
 
自分の意志でどうにかできて現実的なのはこれだけ。
あとは自分の意志ではどうにもならないけど、
 
・妻が別の場所に人事異動する。
・原因の人が別の場所に人事異動する。
 
上記2つは会社判断。
職場の人間関係の場合、よほどの事が無いと会社が動くことは考えにくい。
そもそも職場にはっきりと誰が原因ですって言えないよね。
さらに現実的でないのが、
 
・原因の人が会社を辞める。
これはまず不可能。

という事で、妻の知る限り、職場(の人間関係)が原因で『適応障害』の診断をされた方達は、みな職場を去っている。

ちなみに、厚生労働省のページから引用すると、

ストレス因の除去とは、環境調整することです。たとえば暴力をふるう恋人から離れるために、ほかの人に助けを求めるなどがこれにあたるでしょう。ストレス因が取り除ける、あるいは回避できるものであればいいのですが、家族のように動かせないもの、離れるのが難しいものもあります。こうなるとストレス因の除去だけではうまくいきませんので、次のステップも必要となります。

なるほど。では次。

適応障害の治療法 その2 『本人の適応力を高める。』

どういうことか?厚生労働省のページから引用する。

ストレス因に対して本人はどのように受け止めているかを考えていくと、その人の受け止め方にパターンがあることが多くみられます。このパターンに対してアプローチしていくのが認知行動療法と呼ばれるカウンセリング方法です。また現在抱えている問題と症状自体に焦点を当てて協同的に解決方法を見出していく問題解決療法もあります。この認知行動療法も問題解決療法も、治療者と治療を受ける人が協同して行っていくものですが、基本的には治療を受ける人自身が主体的に取り組むことが大切です。

ガイル大佐
ガイル大佐
(引用したものの分かりにくいな…。)

妻のように職場の人間関係が原因の場合はどういう治療をいうのか?

自分なりの解釈なので、ここは参考程度でよろしくです。

1、相手が起こした行動や言動に対して、自分が不快に思わないように解釈の仕方を変える必要があるという事。

2、ストレスの原因になる人に対しての距離のおきかた、付き合い方を考える必要があるという事。

妻の行動や言動に対して相手が反応した結果、妻にとっては度重なる不快な行動や言動を受けた結果が『適応障害』なわけで、解決方法としては、相手が妻に対してそのような不快な行動や言動が行えないような行動を 妻が 行う。という事だ。

ガイル大佐
ガイル大佐
つまり、苦手な相手に対して距離のおきかたを自分自身でコントロールできるようになりましょうという事かもしれんね。
いうのは簡単やけどね…。これはムズイよね。

また、厚生労働省のページに、”基本的には治療を受ける人自身が主体的に取り組むことが大切です。”とあるけど、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『適応障害』になった人がそんな精神状態にあるわけないやろ!!
 
 
 
 
 
 

とは思うかな…。

だって言い方を変えると、極論自分を変えましょう。って事やん?厳しない?
なんか『適応障害』になったのはあなた自身の問題です。みたいに言われてる気もするやん。なのでもっと強くなりましょう。みたいに。
 
 
 
 
 
言わせてもらうけど、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どんだけ強くなれっていうんよ!!

 
 
 
 
 
 
 
 
私の妻は再婚相手で、妻一人で子二人を養ってた時があった事を話してくれたことがあった。
つまり、

フルタイム正社員でありながら

・仕事を定時で終わらせ

・子供を迎えに行き

・子供の宿題を見て

・子供に夕食を作り

・子供をお風呂に入る様うながし

・子供を寝させることを

毎日一人で何年もやってきたそうだ。

さらに言えば、子供が熱出した時は幼稚園や保育園に行かせることもできず、かといって仕事を休むわけにはいかないところをなんとかやりくりしてきた。しかも一人で!!!

それでもっと強くなりましょうって言えるのか!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
クソッ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…。
 
 
 
 
でも、言いたいことは分かる。仮に苦手な相手自身がいなくなったとしても、『そのようなタイプの人』つまり『本人が苦手と感じる人』はどこに行っても必ず存在しているわけで、そういう人たちに対して免疫付けましょう。対処法考えておきましょうって事が言いたいんだと思う。それは理解できる。
 
 
 
でも、でも!!!
 
 
 
 
今しんどいのにそれを主体的に取り組みましょうって言われてもねぇ…。

適応障害の治療法 その3 『情緒面や行動面への介入(薬物療法)』

厚生労働省から引用すると、

情緒面や行動面での症状に対しては、薬物療法という方法もあります。
不安や不眠などに対してはベンゾジアゼピン系の薬、うつ状態に対して抗うつ薬を使うこともあります。ただし適応障害の薬物療法は「症状に対して薬を使う」という対症療法になります。根本的な治療ではありません。つまり適応障害の治療は薬物療法だけではうまくいかないことが多いため、環境調整やカウンセリングが重要になっています。

厚生労働省も言ってしまってるけど、薬物療法は根本的な治療じゃないから、治療法1と2に対してしっかりと向き合わない事には、治らないって事ね。

ガイル大佐
ガイル大佐
じゃあ、薬物療法なんて意味ないやん!!

っていうのは極端だけど、薬を飲むことで気持ちが落ち着いて、治療法2について前向きに取り組める環境が整う場合もあるって事よね。

なるほど。薬飲むことが悪いわけじゃないって事は理解できた。

で、あれ!? 治療法って、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これだけ!?




 

『適応障害』の根本的な治療法=本人が『強くなる』という一択の現実。

てかさ、世の中みんながメンタル強いわけじゃないやん?

妻みたく職場の人間関係が原因でたまたま『適応障害』にかかった人でいうと、

・薬物治療は根本的解決じゃありません。

根本的解決は、

・原因から離れる事。

って事はさぁ…。仕事辞めろって事!?
 
 

それ無理な場合は?
 
 
 
 
 
 
・強くなりましょう
 
 
 
 
 
 
 
オイ!!

 
 
 
 
 


・涙が止まらない。
 
・体の震えも収まらない。
 
・立っていることができない。
 
・考えることができない。
 
・物事を判断することができない。

そんな人に向けて、
 
 
 
 
 
 
 
 
強くなりましょう。
 
 
 
 
 
 
って、言えんのか( ゚Д゚)ゴルァ!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
クソッ!
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 

移住するほどでもなくない?

ずいぶん感情的になってしまったが、冷静に考えると、職場さえ辞めてしまえばストレス因は取り除かれるわけで、別に移住するほどではない事に気づく。

じゃあ、なぜ移住することになったのか?

そこには、妻の家庭環境があったのだ。

そう、妻の母親が『モラルハラスメント』を行う母親であり、

妻の適応障害の原因は、

『職場の人間関係』と同時に、
『母親との関係』原因であったのだ。

モラルハラスメントとは

ウィキペディア:モラルハラスメント

妻への母親の対応を聞くと、まあ凄い。

田房永子さんのコミックエッセイで『母がしんどい』

というのがあって購入してみたのだが、妻曰く『私の母とよく似てる』と言っていた。
 
 
 
 
 
内容を読んで正直ゾッとした。
 
 
 
 

少しだけだけど、無料で読めるのがあったので、リンクはっておきます。
これだけでも雰囲気はつかめると思う。自分の母親がこうだったらと思って見てみてね。(結構病むので閲覧注意。)
『母がしんどい』 ※バックナンバーから見てください。

購入したい(?)場合はコチラから↓
>> 『母がしんどい』

実の母親から離れる為に移住を決意。

これが、移住の真意。

母親って、子供にとっては絶対なわけだから、治療2でいう、母親の行動や言動の解釈を変えるってのは難しいと思う。

とはいえ、現状のままだと、
LINEを無視してたら次は電話。それも無視すると今度は家に直接来る!!
娘(妻)は結婚してて別の家庭があるにもかかわらず!これではアカン!
ストレス因が除去できんやんけ!!!



さて。『適応障害』の治療法を今一度確認してみよう。

1、ストレス因の除去 (母から離れる。)
2、本人の適応力を高める。 (母への対応、反応の解釈を変える。←無理)
3、情緒面や行動面への介入 (薬物療法←ほぼ意味無し。)

つまり、妻の『適応障害』の根本的解決を目指すのなら、母親から離れない事には解決しないという事なのだ!!

だから移住するのだ!
だから最も現実的!

話は冒頭に戻るが、移住の理由は、

『家族が笑顔で過ごすため。』

家族が笑顔でいるという事は、母親(妻)が笑顔でいられるかどうかが最も重要。

そう。ここは、もっとも声を大にして言いたい。
 
 
 
 
 
 
家族で、最も大切にするべき存在は『妻』である。

 
 
 
 
 
 
優先順位の1位は絶対に『妻』だという事。

『子供』じゃなくて『妻』

理由は『妻』が笑顔なら、自然と『子供』も『夫』も笑顔になれるから。

これ以上多くは言わない。

妻がそばで笑顔でいてくれる事こそが最も幸せな事なのだ。

 

具体的な話は次回から。良かったらシェアしてやってください。

今後は実際の流れも踏まえて、どうやって移住先を調べていったのかお伝えしていこうと思う。
そのなかには、子供との話も含まれる。

先に言ってしまうと、子供にもどんな原因で移住するかを伝えた。
その一部始終を次回はお伝えしていきたい。

同じように悩んでいる人たちにとって少しでも励ましに感じてもらえる記事になっていたら幸いである。

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