移住にまつわるエトセトラ PR

【実話です】 適応障害を解決する為、どこかに移住します。その2 子供への説明

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好きなもの、考え方は基本少数派。『マイノリ(ティ)』ガイル大佐である。

前回の話を読まれていない人はご覧いただくことをオススメします。
 
>> 【実話です】 どこか分からないけど移住します。その1

移住する理由は、妻の『適応障害』のストレス因である実母から離れる為。

ちなみに『適応障害』の治療法は3つあるとされている。

1、ストレス因の除去
2、本人の適応力を高める。
3、情緒面や行動面への介入(薬物療法)

妻が『適応障害』になったのには、2つの原因があり、

一つは
職場での人間関係。

もう一つは
実母からのモラルハラスメント。

実のところ、職場理由での『適応障害』だけであれば、別に移住を決断する必要はなかった。

最も大きい理由は、

実母からのモラルハラスメントから逃れる為の『移住』である。



いわゆる『毒親』ってやつ。絶縁するしかなくない?『モラハラ系毒親』

我が家に限らず自分の親との関係で悩んでいらっしゃるは少なくないと思う。
いや、はっきり言おう。多い。

まず、『毒親』っていう言い方についていうと、造語じゃなくてちゃんとした言葉らしく、NHKのクローズアップ現代でも『毒親』として紹介されていた。

毒親がどんなものか、さらっと言ってしまうとこんな感じ。

マイノリガイル的、毒親って!?

1、過干渉
(親の常識の範囲内の事しかさせてもらえない。)

2、暴言、暴力
(親が納得いかない行動を子供が行うとキレる。)

3、育児放棄

(子供より自分優先。)

こういう事が日常的にずっとだと、

相手の顔色を伺うばっかりの性格になったり、
自己肯定感がすっごく低い子になったり、
自分が親になった時に、子供に同じことを繰り返したり…。

ただ、一番の問題は、毒親に育てられていない人がこれを知った時に、
 
 
 
 
 

ガイル大佐
ガイル大佐
フーン…。そうなんや。

 
 
 
 
 
 
 
 
で、終わる事である!! 
 
 
 
 
 
 
基本毒親育ちの人しかその辛さを分かってもらいにくいことが問題。

あくまでガイルの持論だが、

基本解決方法はなく、絶縁が最も確実な方法だと思っている。

ガイル大佐
ガイル大佐
でもその前に、まずはそんな環境にある事をきちんと理解して受け止めてくれる人に出会ってからね!!一人ではちょっと無理!!

理解してもらう人は、心療内科の先生でもいいし、恋人でも構わない。

とにかく、
 
 
 
 
 
 
 
自分の家族以外の人で、自分の親が毒親である事をきちんと理解してくれる人を探そう!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


「あなたは毒親なんですよ。気づいてください。」って手紙で書いても無駄。

毒親の子供自身がカウンセリングを受けて毒親の行動や言動の解釈を変える努力をしても無駄。

良い距離感で付き合う方法なんてことも無理。こっちがそうしても、毒親自身が詰め寄ってくるからね。

だから絶縁以外に解決方法はない。と思う。

根拠はないけど、

まず『これ!』っていう解決法があるのなら、病院で治せるはず。

治せない=治療方法が確立していない。わけだからどうしようもない。

仮に、毒親にそうである事を分かってもらおうと手紙を書いたとしたら、いかに毒親が『毒親じゃないのか』を子供に分からせようとムキになる事ない?

逆効果やと思う。てか、そんなこと勧めるカウンセラーがいたとしたら何も分かってないと思う。

かりにカウンセリング料という
 
高額なお金を払ったからって、毒親は毒親のままやからね。
高額なお金を払ったからって、毒親関係を治してくれるわけじゃないよ。
 
受け身でおったらお金だけ搾取されるよ。気を付けてね。

毒親育ちの人は分かると思うけど、話の通じる相手じゃないからね。

だから絶縁が一番いい方法。

親に何も言わずに絶縁するのが恐いとおもうけど、方法はそれしかない。

だから、どうすれば絶縁できるのか?を考えていくのが一番確実な(?)解決方法である!!

ガイル大佐
ガイル大佐
それが我が家では、『移住』だったって事!

子供に伝えるべきか否か?

今回妻と話し合いながらも、なかなか決められなかったことがある。

それが、見出しにもある『子供に伝えるべきかどうか?』という話。

例えば、会社員の方であれば『転勤』というのはよくある話。

ただ、転勤は急に決まるわけなので、

・家族に話すタイミングはいつか
・どのように説明するのか

なんて考える必要はないだろう。
むしろ、転勤族のご家族であれば引っ越しの可能性なんてすでに分かっている。

もしくは、単身赴任という手段もあるだろう。

ただ、我が家の場合すでに移住を決意していて、いつを目安に移住するのか、具体的な日程まで決まっている。

その為、いつ子供に移住の意思を伝えるべきか非常に悩んだ。

悩んだポイントは主に2つ。

・子供にその事実(適応障害モラハラから逃れる為に移住する事)を伝える事が正しいのかどうか?
(別に本当の事を言う必要はないんじゃないのか?)

・仮にきちんと伝えたとして、子供はその事実をきちんと受け止められるのかどうか?
(ショックすぎて情緒不安定な子にならない?)

他にも、長男は移住することに関して元々肯定的ではない。
 
一回、校区が変わったことで苦い経験を味わっているから校区を変更することを極端に嫌がるのだ。
(ちなみに次男は生まれて間もなかったころだったから、特に嫌がっていない。)

話を戻すと、

ギリギリになって伝えるのがいいのか?
事前に伝えるのがいいのか?

また、その内容を

きちんと伝えるべきか?
曖昧にして伝えるべきか?
(然るべき時に伝えるべきか?)

を悩んだわけだ。

つまり、伝え方としては4種類存在した。

1、ギリギリになってきちんと伝えるべきか?

2、ギリギリになって曖昧にして伝えるべきか?

3、事前にきちんと伝えるべきか?

4、事前に曖昧にして伝えるべきか?

ガイルが最初に考えていたのは1番の『ギリギリになってきちんと伝える』というものだったが、最終的には『事前にきちんと伝えるべき』だと思い、そうした。
 
 
 
 
 
 
 
移住する決意を伝えた日。私以外みな泣いていた。
 
 
 
 
 
 

特に校区が変わる事を嫌がっており、友達と離れないといけなくなることを想像できた長男の泣き方は相当なものだった。

ただ、私は泣くわけにいかなかった。この移住が否定的な行動ではないことを示したかったから。

『事前にきちんと伝えるべき』と考えた理由

お友達ときちんと『バイバイ』できるから。その出来事をしっかりと噛みしめて欲しいと思ったから。

親の都合で振り回される子供の身になって考えた時、移住を直前に告げられて、きちんと『バイバイ』が言えないまま転校させたくなかった。

子供達なりに自分の意志で友達に『バイバイ』してほしい。

別に一生会えなくなるわけではない。
子供たちが成人してまたこの土地に戻ってくる選択もアリなのだ。
ただ、私と妻はもうこの土地に戻ってくるつもりは無い事は告げた。

『事前にきちんと伝える』前に考えた事。

・どのタイミングで伝えるのか?
・その時に話す内容。(なぜ移住するのか等。)

なのだが、実は移住の話を伝えるのにはちょっとした演出を行った。

何かというと記念日でも何でもない日に『iPhone8』を長男に与えるという演出だ。

小学校6年になる息子は結構なイキりたがりで前々からよく『スマホ買って』と言っていた。

何がしたいのかというと、本人の口からそうとは言わないが、『自慢』だ。

単に、皆が持っていない物を自分が持っているという『自慢』をしたいが為に『スマホ(iPhone8かX)買って』という長男。

ガイル大佐
ガイル大佐
私も男だから分からんでもないけど、高いのよね。
てか、くだらなさすぎる…

息子は塾に行っていないし、外出と言っても近くにみんなが集まる公園があるために、親としてはスマホを持たせる必要性を感じていなかった。

持たせると持たせたで今度は、LINEの着信が気になって他が手につかなくなる可能性を危惧していた事もスマホを持たせなかった理由の一つ。

また、何もめでたくない日にスマホを与えるのは非常に勿体ないので、渡す気はなかった。
仮に移住の事を考えなければ、渡すタイミングは今年のクリスマスかな?と考えていた。



ただ、今iPhone8を『貸す』事にして割と自由に使えるようにさせれば、移住前に友達にLINEなどの連絡先を聞いておいて、移住後もやり取りできるなと思った。

さらに言えば、今のうちに渡すことで、クリスマスに渡すよりもたくさんの思い出をその中に残せるとも考えた。

ガイル大佐
ガイル大佐
早めに渡した方が動画や写真をたくさん撮れるよね!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
舞台は整った。
 
 
 
 
 
 
クリスマスでも、誕生日でも何でもないときにiPhone8を渡し、その理由を『移住』の為とすること。

つまり、移住の話をするタイミングに長男の『スマホが欲しい』というのと、『事前に友達ときちんとバイバイできる準備』をしてほしいという双方の想いをかなえるのだ。

という事で、どのタイミングで伝えるか?に関してはクリアできた。

次は、話す内容。といきたいところだが、スマホを子供に使わせる。という事はもちろん

・どうやって制限するのか?
(運用方法はどうする?)
 
・キャリアはどこにするのか?
 
・プランはどうするのか?

という事を考えなければならない。

このあたりは、子供にスマホを与えることになる親御さんすべてに共通することでもあるので、別ページに書いた。よかったらご覧ください。

>> 子供にiPhoneを持たせるときに行ったこと。考えた事。運用方法。

では次に考えることは話す内容だ。きちんと話すにしてもどのように説明するのか?

自分の環境を例にして、実祖母←→母間であっても理解し合えない場合もあるという事を説明する。

自分の環境ってなんだ?って事なんだけど、早い話が私ガイルは息子たちにとって実の父親ではない。

子供達から見たガイルは、ただの母親の再婚相手なのだ。
よって血は繋がっていない。別人である。息子たちと私をつなぐものは戸籍上でしかない。

言うならば、保護者であって父親ではない。

その環境を上手く利用し、子供達から見て実祖母←→母の関係を理解してもらおうというわけだ。

息子たちに伝えたことを、ここに示す。

息子たちに伝えた事。全文。

今日、(長男の名前)にiPhoneを渡したのには理由がある。

ただ単に、親と連絡を取り合うためにiPhoneを渡すわけではない。

友だちとの思い出を残しておくために渡す。

それはどういう事かというと、

私たち家族は数か月後には、ここからとても離れた場所に引っ越しする事に決めた。
だから、(長男の名前)はiPhoneを使って今のうちに友達との写真や動画をいっぱい取ってほしい。

次に、引っ越しをする理由は、お母さんと(君たちから見て)実のおばあちゃんとの関係が理由。

どういう事かというと、お母さんにとって、おばあちゃんの存在は言葉の暴力という嫌がらせをしてくる相手でしかないから。

お母さんはそのことに何年も悩まされてきている。

実のおばあちゃんなのに、なんでそういうことしてくるか分からないとは思う。

例えば、ガイルと君達って、血がつながっていない親子なわけやん?

だから、お互い理解できなくてもしょうがないよな。とは思うやろ?

でも、お母さんとおばあちゃんの場合は、実の親子だからお互い理解できると思うやん?

要は、

君たちと私ガイルよりも、
君たちとお母さんの間の方が

当然理解しあえとるとは思うやろ?

でもな、

実際は本当の親子であっても

理解し合える親子もいれば、
理解し合えない親子もおるんよ。

現実にお母さんはおばあちゃんが来たら(インターホン押して画面に現れただけで)明らかに様子がおかしくなってるやろ?

そういう事なんよ。

血の繋がってる親子だから理解しあえて当然。っていうわけじゃないことを、まずは分かってほしい。オッケー?
 
 
 
 
じゃあ次な。
 
 
 
 
 
おばあちゃんはお母さんにとっては言葉の暴力という嫌がらせをしてくる相手でしかないって言ったけど、おばあちゃんにとってはそういうつもりは全くないんよ。

おばあちゃんは良かれと思って言ってるわけ。

君たちの場合で例えるなら、たとえお母さんであっても、顔合わせたら「宿題しなよ」とか、「なんで片付けできてないん!?」とか言われたらやろ?

君らは嫌やと思うけど、お母さんは君たちに対して、嫌がらせしたいわけじゃないんよ。心配しよるだけなんよ。分かる?悪気はないん。

だからおばあちゃんもそうなんよ。

お母さんを心配してるからこそ色々声かけてくれてるんだけど、それがお母さんにとってはおばあちゃんのどんな言葉も怒られてるようにしか思えないわけ。なわけ。自分を否定されてるみたいで辛いわけ。

でもな、おばあちゃんはそういうつもりは一切ないんよ。だから、実の親子であっても理解し合えない事があるよっていうのは、そういう事。

でな、おばあちゃんみたいな行動とか、言動って『モラルハラスメント』っていうんよ。

おばあちゃん本人は相手にとって嫌がる行動をしてないって思ってるから、こっちが嫌だって言っても分かってもらえんわけなんよ。

おばあちゃんからしたら、「なんでそういうこと言うの?私はあなたの心配してるから言ってあげてるのに。」って。

こう言うわけ。

だから、お母さんとおばあちゃんは近くにいると良くないんよ。

だから、おばあちゃんが気軽におうちに来れない場所に引っ越すの。

今のままだとお母さんは、ずっとおばあちゃんに怯えて過ごさないといけないから一人で外出もできんのよ。

そういうお母さんを見るのは私も悲しいし、君らも辛いと思う。お母さんにはいつも笑っていてほしいやろ?もちろん私もそう思うわけ。

で、お母さんが笑っていられる方法はおばあちゃんから離れる事なんよ。だから引っ越しするの。

友だちと離れないといけないのは嫌だよね。辛いのも分かる。でもな、お母さんはそれ以上に今の環境が辛いんよ。

ガイルは君たちの事兄弟どっちも好き。大切にしたいし、辛い思いはさせたくない。だからお母さんと結婚した。

でもな、それ以上にお母さんを辛い気持ちのまま放っておくことはしたくないんよ。

分かってもらえる?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一同号泣。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さすがにガイルもしゃべっていて辛かった。
なぜなら結婚した相手のお母さんの事を決して良いように話しているわけではないから。

ガイルは、結婚する時に実の母に言われたことがある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『何があっても相手の親の悪口は言うな。』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ただ、一番大切にするべき妻が実親が原因で悩んでいることを知った以上、そうは言っていられない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ガイルこそが妻の一番の理解者で、味方でなくてどうするんだ。
 
 
 
 
 
 
  

 
とにかく腹はくくった、後は進むだけ。

やってやる!!

次回は、家族で決めた、次の住まい候補の話。

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