今回は、会社員時代に睡眠時間を削ってまでハマっていた自作カーオーディオについて話をしたい。
これは、今検討中の自作『AMD』PCのケース選びの決め手にもなった『配線がしやすい事』にも関わってくる。
よかったらそちらもご覧いただきたい。
自作初心者で素人が、予算で選ばない自作『AMD』PCを作る。その7さて、いよいよ今回はケースだ。 恒例の前回までのおさらいをしておこう。 決まったのは、電源、グラボ、CPU、マザボの4種類。...
自分で配線引いたり、パテ使ってスピーカーをインストールする事が『自作』カーオーディオ
かなり強引な例えになるが、自作パソコンと自作カーオーディオの共通点について明確にしておきたい。
表にしてみた。
まずはパソコンの方。
パソコンでいう ところの |
市販PC | BTO PC | 自作PC |
自分で自由に選定 | × | △ | ◯ |
新規の配線通し | なし | あり | あり |
自分で取り付け | なし | なし | あり |
次にカーオーディオの方。
カーオーディオで いうところの |
新車についてる オーディオ |
オーディオショップ にて取り付け依頼した オーディオ |
自作カーオーディオ |
自分で自由に選定 | × | ◯ | ◯ |
新規の配線通し | なし | あり | あり |
車両への加工 | なし | あり | あり |
自分で取り付け | なし | なし | あり |
かなり強引だが、共通点を感じていただけただろうか?
なお、この表には無いが、
・新規に配線通しもなく、
・車両に加工もなく
・自分で取り付ける
ものは、新車についているオーディオの域を超えない。
音は結構変わるけど。
普通に車で音楽聴くなら、スピーカーをアルパインの2万円の同軸スピーカーを買って、デッドニングするのが一番コスパが良い。
カーオーディオに数百万円かけた人の多くがこの答えにたどりついている。
(このスピーカーがいいとかじゃなくて。金額かけるならこれくらいで。の意味。)
外付けアンプにする必要もないだろう。
もちろんお金をかけないと作り上げられない空間はある。
でも大多数の人がそこまでの空間を必要としていない。
私はといえばもちろん『マイノリ』な人間なので、その空間を作り上げたい。むやみにスピーカーを多くつける事なく。
かなりの『マイノリ』っぷりである。
ちなみに以前のシステムなんかは別の機会に紹介したいが、今最高の『デッキ』は間違いなく『ダイヤトーンサウンドナビ』。
デッキといっておきながらナビ。それくらい良い。
次点でカロッツェリアの『DEH-P01』
この製品は超ロングセラーモデルで、発売から10年が経とうとしているがモデルチェンジもなく、未だに現役なのだ。
つまりナビがいらないなら『DEH-P01』で、
ナビが必要なら『ダイヤトーンサウンドナビ』これでOKだ。
他の商品を選ぶくらいなら純正のデッキでいい。これはマジだ。
『ケーブルで音が変わる』は、ある意味本当。
ただし、あくまでもノイズが音に影響するという意味においては。だ。
ホームオーディオに限らず、カーオーディオにおいてもケーブル選びというのは、結構『泥沼』だ。
1mあたり1万円というケーブルももちろん存在するが、ここでは私なりの考えをお伝えする。
スピーカーケーブルにおいては、最低限のシールド加工さえされていれば、あとは大丈夫だと思っている。
よって、ファスのスピーカーケーブル『SC-1』をオススメする。
ブラックス『マトリックス』みたいな超弩級のパーツが相手でなければ基本これで十分だ。
なお、冒頭の画像に使われているスピーカーケーブルもこの商品である。
配線の鉄則1 カーオーディオの配線は、自動車の配線とは別にすべし。
理由はもちろんノイズが乗る可能性を少しでも避けるため。
究極は、ディーラーに行って仲良くなり、配線図マニュアルのコピーをもらってその配線が何の配線かを確認するのが良い。
ノイズが乗りやすいのは、『モーター』系の配線が近くにあって平行に配線を引いているとノイズが乗りやすい。
他にもモーター系の『燃料ポンプ』も要注意だ。これは特にノイズが乗りやすい。
モーターは回転している間、周りにノイズを撒き散らす。
燃料ポンプ(モーター)は常に回転している為、エンジンがかかっている間中ノイズの発生源なのは間違いない。
ノイズを避けるためにはこれらの配線に近づけない事と、アースを取る場合も、対象の部品と同じ場所にアースを取らない事だろう。
また、アースを取る場合において、ボルトが使える場合は可能な限り『アースボルト』を使うことをオススメする。
ボルトの締め付けと同時に塗装を削り落とすような加工がされている。
これによりきちんとアースが取れていない事によるノイズや、音質に効果がある。
アースはヤスリで塗装を剥がしてでもしっかりと!!
アースボルトがない場合においては、接着面の塗装をヤスリで剥がすことは最低でもやっておこう。
だいたい後で原因不明のトラブルが起こり困る。
とにかくアース不良で本来の音を出せていない車は多い。
量販店での取り付けや、ディーラーでの取り付けの場合は特にだ。
私の中でNGな
・自動車の配線とカーオーディオの配線をまとめる
のは当たり前。
・アースも自動車の集合アースにまとめて
当たり前。
・ノイズも当たり前。
取り付け担当が得意な人間であってもそこは仕事。プライベート以外では効率重視。
音が出て、明らかなノイズがなければOKである。そんなもんだ。
だから後でユーザーが困る。なんか調子悪いと思ってもそこは『音』。
明らかなノイズが乗ってない限りショップからは『こんなもんですよ』で済まされる。
ユーザーとしても具体的にどうって示すことができないから結局本当の音を知らずそのまま。
非常にもったい無い。
可能であればテスタで『電圧』を測るくらいはしてあげてほしい。
エンジンかけた状態で電圧が『14.4』V付近になければきちんとアースが取れていない証拠だろう。
エンジンかけて『12V』ではきちんと電圧がかかっていない。
取り付け部分を念入りに確認して緩みがないか確認と、アースがきちんと取れているのかもチェックしたほうがいいだろう。
配線の鉄則2 配線同士が乗り越える時は十字に交差させるべし。
この理由も当然ノイズ対策だ。
この写真のように、配線をまたぐ場合は可能な限り十字に交差させることで、ノイズを最低限に抑えることができる。
ちなみに床一面に布テープを貼っている。
どうでもいい話かも知れないが、自動車のフロアカーペットを全て剥がして鉄板をむき出しにすると、その鉄板は結構ベタベタしていることが多い。
その為写真では安い布テープを床下前面に貼っている。こうすることで、作業中のソックスが汚れなくて済む。
汚れても洗えばいいと思うかも知れないが、この時に着く汚れはブチルゴムと同じでなかなか落ちない。
それなら付かないようにするのが賢いやり方だ。お金をかけても良ければ、この上にシンサレートを敷き、そこにケーブルを引く。
話がそれるが日本車の床の鉄板は欧州車に比べて薄い。その為シンサレートや、制振材塗布なんかは結構効果がある。
グレードが上がったような静粛性を感じることができるかも知れない。
今回おすすめしたものは、本当に損しないものなんで今からカーオーディオはじめようと思っている方、ぜひ下記リンクから買ってね!!
一番のおすすめはスピーカーケーブル。マジで。
・スピーカー
・デッキ
・スピーカーケーブル