好きなもの、考え方は基本少数派『マイノリ(ティ)』ガイル大佐である。
この記事に書かれている内容は、4Gamer.netの記事を読んだうえで、独自の考察を交えて書いたものであることをご理解いただきたい。
該当の記事はこちらだ。
「アスク税」とは何か ~ゲーマーのためのグラフィックスカード流通事情講座 更新日 2015.11.21
という事で、大元の内容を知りたい方は上記記事をご覧いただきたい。
最初に結論を書いておくが、
自作PCのパーツ(特にグラボ)において、日本の家電量販店と同じレベルの補償、アフターを期待している人は、(値段が高かろうが)アスクが仕入れた商品を買った方が良い。
そう考える根拠なり、理由が知りたい方は以下を読み進めていっていただきたい。
Contents
販売代理店は5社ある。
自作PCのパーツ購入、特に『グラフィックカード』において、アメリカの『Amazon.com』を利用することも珍しくないという書き込みを目にする。
(日本のAmazonは、Amazon.co.jp)
その理由というのが、同じパーツであるにも関わらず、アメリカと日本では販売価格の差が大きいことが理由なんだとか。
メーカー希望小売価格、つまり『MSRP(Manufacturer’s Suggested Retail Price)』と、国内販売価格の差が大きすぎる為、アメリカのAmazonで買う。という事らしい。
アメリカからの輸送費込みでも安い場合が多いようだ。
ちなみになぜそんなに販売価格が違うのかというと、ここに販売代理店の姿がある。
この販売代理店は、全部で5社あり、
・アスク(ASK)
・アユート
・サードウェーブデジノス
・テックウィンド
・CFD販売(シー エフ デーが正しいらしい。)
がある。(50音順)
これらの販売代理店が『Amazon』や『パソコン工房』のようなショップの代わりに『グラフィックカード』を仕入れ、利益をのせ、ショップに卸す。
一方アメリカでは、日本のように販売代理店を通さず『Amazon.com』が『グラフィックカードメーカー(MSIとか)』から直接仕入れることができる為、安いようだ。
これがアメリカの『Amazon.com』との価格差が大きい『1番の理由』になる。
と、ここで出てくる疑問は2つ。
1、なぜ、販売代理店を挟まないといけないのか?
2、なぜ、そんなにも価格に差があるのか?
1、なぜ、販売代理店を挟まないといけないのか?
前述の『4Gamer.net』の記事より引用する。
その理由は,北米と日本の間にある市場規模の違いに求めることができる。要するに,「わざわざ現地法人を作って,そこから大量のカードを大手小売店に出荷する」には,日本市場は小さすぎるのだ
『4Gamer.net』より引用
つまり、
なるほど。では、
2、なぜ、そんなにも価格に差があるのか?
これは、販売代理店によって違う。のが正解のようだ。
仕入れ先によっては、常識的な価格差に収まる。
常識的な範囲で利益をのせていると言っていいだろう。
では?その常識を超えた利益を載せている代理店はいったいどこなのか?
そう、『アスク』だ。
常識を超えた利益を載せている代理店はアスクだけ。
という事で今回は、国内で流通しているグラボの値段が高すぎる理由としての『アスク税』について書いてみる。
再度お伝えするが、この記事は4Gamer.netの記事を読んだうえで、独自の考察を交えて書いたものであることをご理解いただきたい。
「アスク税」とは何か ~ゲーマーのためのグラフィックスカード流通事情講座 更新日 2015.11.21
ちなみに上記記事は非常に興味深い内容だった。
おかげで、間接的ではあるが『SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX580』のアスク品番『VD6318』と『VD6801』の製品上の違い、価格差の理由が分かった。
(もっと早く知っておけばよかった!!)
『AMD』の価格改定で安くなった後に仕入れたのが『VD6801』
『VD6318』は初期納入のもの。だから高い。
仕様に違いはない。
値段が高い方が品質が高いと勘違いして(←俺の事ww)『VD6318』を買う必要はないって事。
アスク税=代理店手数料なのはご存じのとおり。
知りたいのは、
ってところだと思う。
というわけで、まず最初にその『高すぎるアスク税』の内訳を『4Gamer.net』の記事から引用する。
アスク税などによってアスクが得た利益は,純然たる利益や,運転資金だけでなく,ショップに対する在庫補填や,ショップにおける販促品展開,大手ショップ側からの(理不尽な)要求に対する対応,在庫処分品の値下げ,グラフィックスカードメーカー担当者の接待,製品の技術サポートなどに対する原資となる
引用:『4Gamer.net』
・純然たる利益
・運転資金
・ショップに対する在庫補填(ざいこほてん)
・ショップにおける販促品展開
・大手ショップ側からの(理不尽な)要求に対する対応
・在庫処分品の値下げ
・グラフィックスカードメーカー担当者の接待
・製品の技術サポート
ということで、一つずつ確認していこう。
と、その前に。これからの話は流通の仕組みを見ながらじゃないと分かりにくいので、流通の仕組み図を用意した。
それをご覧いただきながら話を進めていきたい。
アスク税の内訳その1 ショップに対する在庫補填(ざいこほてん)てどういう事?
まずは、もう一度『高すぎるアスク税』の内訳を確認する。
・純然たる利益
・運転資金
・ショップに対する在庫補填(ざいこほてん)
・ショップにおける販促品展開
・大手ショップ側からの(理不尽な)要求に対する対応
・在庫処分品の値下げ
・グラフィックスカードメーカー担当者の接待
・製品の技術サポート
この中でいう、純然たる利益や運転資金に対しての説明はいらないと思うのでここでは触れない。
これからお伝えするのは、その次にある在庫補填(ざいこほてん)について。
意味としては、(あとで具体例交えてもう一回説明しています。
)
GPUメーカー(AMDやNVIDIA)が同じモデル(例えばRTX2070とか)の価格を改定(値下げ)した場合、
すでにショップにある在庫の価格と差ができる。
これはショップとしては困る。
ただでさえこんなにも価格が高いのに、
在庫はいつまでも高く、
新しく仕入れた方が安いのなら、
みんな新しい方を買うに決まっている。
てことは、不良在庫ができて当然。
これを何とかするのが在庫補填。
在庫補填は、5社ある代理店のうち、アスクのみが行えるショップ向けのサービス(とは言わんけど他に分かりやすい言葉が浮かばない。)だそうだ。
図解で示すとこんな感じ。
これからの説明も図を見ながら読んでいただくと分かりやすいと思う。
GPUメーカーから、カードメーカー及び販売代理店への在庫補填は普通に行われており、販売代理店からショップの在庫補填は日本では「アスク」のみと考えてよさそうです。
アスクの在庫補填ケーススタディ
例えば、
ショップである『ソフマップ』が
代理店である『アスク』から、25,000円で仕入れた
SAPPHIRE製の『RX580』を
30,000円で売っていたとする。
しかし、
GPUメーカーである『AMD』が価格改定し、
それに伴い、ソフマップでは25,000円で仕入れているSAPPHIRE製の『RX580』を20,000円で販売する必要が出てきた。
となると、当然ソフマップが今まで仕入れていた商品は、売れるたびに赤字が出る。
単純計算だと、一個売れるにつき5,000円の赤字。
かといって値段を下げないわけにはいかない。
しかし、アスク仕入れ分に限って言えば、価格改定で出た赤字はアスクが持ちます。というもの。
これが、アスクの『在庫補填』の仕組みだ。
正規ルートで仕入れた商品の場合『GPUメーカーの価格改定』=『ショップ在庫は赤字販売』になる。
そのため、ショップはできれば在庫を持ちたくない。でも、商品が無く商機を逃すのはもっと痛い。
そこで、アスクの出番。突然GPUメーカーの価格改定があったとしても、アスクが仕入れた商品なら在庫補填してくれる。
これならショップとしてはどうせ置くならアスクで仕入れたやつを…。ってなるよね。当然。
さらに言えば、在庫補填するショップの選定はアスクのさじ加減次第とも考えられる。
基本大手ショップはアスクによる在庫補填の恩恵を受けられるみたい。
(パソコン工房、グッドウィル、ツクモ、ソフマップ、PC DEPOTなど)
中小規模のショップで在庫補填するショップとそうじゃないショップはアスクとの『付き合い次第』…?
前述の通りグラボの代理店は、アスク以外に4社あるそうだが、代理店がショップに対して在庫補填してくれるのはアスクのみだそうだ。
つまり、アスク税として得た利益は、
『AMD』や『NVIDIA』のようなGPUメーカーが価格改定(死の宣告)を行った際に、ショップに対して在庫補填をする資金としての役割がある。
だから、アスク税と言われるくらいアスク経由のグラボは高い。これが一つ。
なお、5社ある代理店自体は『AMD』や『NVIDIA』から直接在庫補填してもらえる。
これは後に非常に重要な意味を持つので、覚えておいてほしい。
他の代理店が在庫補填しない(できない)理由
アスク以外は上場企業なので、得た利益は月をまたいで処理することができないそうだ。
仮にやってしまうと、不正会計問題として扱われてしまうとか。
アスクの場合、上場企業ではないので月をまたいだ会計処理も可能とのこと。
とはいえ、代理店側がどのショップに何本出荷したのか完全に把握できていれば、ショップが『AMD』や『NVIDIA』から直接在庫補填をしてもらうことは、可能らしい…。
ここまでは4Gamer.netの記事に書かれてあること。
しかし!!『マイノリ』ガイルはこれだけでは終わらない!!
なんで上場企業の代理店はそれをやらないのか?
4Gamer.netの記事中、在庫補填の部分で一番ひっかかったのはここ。
『マイノリ』ガイル的、他4社が在庫補填できない理由を探る!!
なのに在庫管理が雑っておかしいよね?
アスク以外の4社は上場企業なんだから、在庫補填しないのはきっと何か理由があるはず。
ということで残り4社を調べてみると…。
・CFD販売(メルコグループの子会社) >> wiki
・テックウインド(株式会社MCJの子会社) >> wiki
・アユート(株式会社MCJの子会社) >> wiki
・サードウェーブデジノス(ドスパラの運営会社) >> wiki
あれ?
さっき代理店は、GPUメーカーから直接在庫補填してくれるって話があったはず。
てことは?
ショップが在庫補填されなかったとしても?
これが他4社が在庫補填しない理由だとみている。
在庫補填しないのではなく、間接的に『されている』から必要が無い。
上場企業の経理やってたから分かるけど、月をまたいだ会計処理はいかんけど、同月に同じ会社内をまたぐ会計処理は問題ないと思う。
語弊があるけどドスパラの赤字分をサードウェーブデジノスの利益で補填していいって事。
まあ、あえて赤字計上して節税するって方法もあるやろうけど。それは本筋から外れるので却下!
ドスパラに関していえば間違いなく在庫補填問題は気にしなくていいわけだ。
ちなみに他の3社はどうなのか?
見方としては、大手ショップのグループに残り3社の販売代理店の姿を確認できるのなら、在庫補填しなくても良い理由につながるはず。
調べた結果を図で示してみる。
となると、残る販売代理店は
『CFD』のみ。
『CFD』が在庫補填しない理由を考える。
たぶん、
そんな気がする。
つまり、在庫補填する必要が無いくらい少量しか仕入れない。からその必要が無い。
まとめると、残り3社が在庫補填をしない理由は、
自社グループに卸すので、在庫補填の必要が無い。
もしくは、する必要が無いくらい少量の仕入れしか行わない。
と、考える。
Amazonも自作PCパーツに関しては他よりあんまり安くない理由が良く分かった。
Amazonをショップの一つとしてみた場合、同じグループに販売代理店が無いからだ。
アスク税の内訳その2 ショップにおける販促品展開って?
ここはあんまり『アスク税』の内訳には入ってこないと考えている。
その理由は、アスク以外の会社(もうCFDだけといっていい!?)が在庫補填しない代わりに、その分販促品展開による『看板料』『広告費』をショップに支払っているケースがあるらしい。
そのあたりが詳しく書かれてある内容を、4Gamer.netより引用する。
よく,ショップの外壁や,路面に面したガラス張りのスペースに,グラフィックスカードメーカーなどの看板やデモ展示があったりすると思うが,アレには,グラフィックスカードメーカーや販売代理店から,「看板料」「広告費」として,ショップに代金が支払われている。それをもって在庫補填の代わりにするケースもあるということだ。
『4Gamer.net』より引用
という事で、在庫補填している『アスク』はここでは議題に上がらないとする。
いくらか払ってるとはおもうけど。
まあ一応…、
アスク税として得た利益は、販促品展開による『看板料』『広告費』としての役割がある。
アスク税の内訳その3 大手ショップ側からの(理不尽な)要求に対する対応!?
これも、4Gamer.netより引用する。
また,価格改定とは別の話だが,大手ショップの中には,「店内に販売スペースを確保している」という理由で,四半期ごとなど,固定されたタイミングでリベート(英単語の「rebate」だと「払い戻し金」だが,ここでは日本の商習慣における慣例表現としての「謝礼金」の意)を要求してくるところもある。ひどいところでは「一度店頭に置いた在庫は,売れるまで在庫補填しろ」とか「在庫を置いている倉庫の代金を払え」と言ってきたりもするわけだが,そういう,大手ショップからの理不尽な要求に対しても,非上場企業であるアスクは対応しやすい。
引用:『4Gamer.net』
とのこと。
こういう理不尽なことを要求するショップは恐らく、自社グループに販売代理店のない
他のショップでも、自社グループ以外から卸したものがある限り、要求してくる可能性は十分にあると思うけど!!
ということで…。
アスク税として得た利益は、大手ショップからの理不尽な要求に対する費用としての役割がある。
次~。
アスク税の内訳その4 在庫処分品の値下げってどゆこと?
これは、グラフィックカードメーカーに対するアスクの対応になるみたいだけど、
まず、価格改定に関していえば、グラフィックカードメーカーは『AMD』や『NVIDIA』が在庫補填してくれるから、基本怯えることは『無い』(図 参照)
恐いのは『GPU』のモデルチェンジ。
新しいモデルが出れば、古いモデルはカードメーカーにとって不良在庫になる可能性がある。
そこで『アスク』の出番。
なんと『アスク』はショップだけでなく、グラフィックカードメーカーにまで優しい会社らしい。
以下、『4Gamer.net』より引用する。
グラフィックスカードメーカーは,GPUが旧モデルから新モデルに切り替わるなど,さまざまな理由から,大量の不良在庫を抱えることがある。
~中略~
アスクは,こういうときに,自ら赤字を切ってでも,グラフィックスカードメーカーの在庫処分に大量発注で協力することがある。初めから赤字で仕入れて,それをショップの目玉商品として安価に卸すのだから,「逆アスク税」が乗るといったところだろうか。
引用:『4Gamer.net』
『アスク』ええとこあるやん。
という事は、
アスク税として得た利益は、グラフィックスカードメーカーの不良在庫を買い取る役割がある。
これってグラフィックスカードメーカーにとっては『アスク』様様よね。
次。
アスク税の内訳その5 グラフィックスカードメーカー担当者の接待とな!?
以下、『4Gamer.net』より引用する。
グラフィックスカードメーカーの担当者が来日したときには,有名な歓楽街で接待もしたりする(※10)。感激した担当者は,ますますアスクに目を配るようになり,ただ不良在庫を押しつけるだけではなく,よりよい条件をアスクに提示して,それがショップ店頭における「人気商品のセール」としてエンドユーザーへ還元されることになったりもする。
アスクとZOTAC&Sapphireの間では,この好循環が成立しているのである。※10 いわゆる「呑みニケーション」だが,台湾や香港といったアジア太平洋地域の企業とビジネスするにあたっては,これが非常に重要だ。一緒に食事をして,酒を呑まないと,仲間として見てくれない部分がある。筆者のようなメディアの人間に対してもそうである。アスクは,そんな重要なイベントを,要人来日の折には,赤坂や神楽坂といった場所を使い,和のテイスト満載で執り行うので,その効果たるや。
引用:『4Gamer.net』
アスク税として得た利益は、次につながる呑みニケーション代としての役割がある。
最後!
アスク税の内訳その6 製品の技術サポートについて。
こちらも、『4Gamer.net』より引用する。
アスクの技術サポートは,PC系販売代理店としては,非常に手厚く,かつレベルが高いと,業界関係者の間でよく知られている。グラフィックスカードが壊れたとき,自前で基板上のGPUパッケージを載せ替えて修理する技術を持っていて,迅速に対応できる国内PC系販売代理店は,少なくとも筆者の知る限りアスクだけだ。
その高い技術サポート力を維持するためにも原資は必要で,そこにも,アスク税を含む利益は回っていくことになる。引用:『4Gamer.net』
という事で、
アスク税として得た利益は、高い技術サポート力を維持するための原資としての役割がある。
内訳をまとめたものをもう一度書いておく。
・純然たる利益
・運転資金
・ショップに対する在庫補填(ざいこほてん)
・ショップにおける販促品展開
・大手ショップ側からの(理不尽な)要求に対する対応
・在庫処分品の値下げ
・グラフィックスカードメーカー担当者の接待
・製品の技術サポート
最後に。冒頭の結論の意味。
冒頭の結論を覚えているだろうか?
自作PCのパーツ(特にグラボ)において、日本の家電量販店と同じレベルの補償、アフターを期待している人は、(値段が高かろうが)アスクが仕入れた商品を買った方が良い。
というもの。
どういうことかっていうと、『アスク』はイザというときにカードメーカーに強く言える代理店だって事。
不良在庫を買い取ってくれるし、訪日の際には手厚く接待してくれて、日ごろからカードメーカーに尽くしている貴重な代理店。
そのかわり、ユーザーからの(機能上関係のない)外観の傷だとか、部分的な故障(FANだけ故障。あと問題なし。)の場合に対しても、
(つまり、新品交換OK!)
という流れが容易に想像できる。(こういう時は、なぜか関西弁…。)
自作PCに限らず、代理店が影響力を持っている場合、本来ダメなことが『OK』になる事がある。
知っている話だと、自動車保険。
代理店であるカーディーラーが(例えば)東京海上に対して強い影響力を持っている場合(契約件数が他のディーラーと比べて断然多いとかそういう理由で。)割と無茶が効く。
ただ、ここは詳しく言えない。ごめん。
それでも言うなら、東海がダメっていった部分まで保証でカバーしてもらう力がある。ってことくらい。(期待させたらダメなので、これは話半分で。まあ、どこが影響力を持っているか分からんから大丈夫か!?)
て事で、日本の家電量販店と同じレベルの補償、アフターを期待している人はその商品が『アスク』が仕入れたのかどうか確認して買うようにしよう。
一方で『アスク』経由以外で購入するメリットは『価格の安さ』に尽きる。サポートは期待できない。
自分でメーカーと直接(英語で)やり取りしたり、外観上の傷に関しても、代理店はきっと面倒見てくれないだろう。
それくらい他の販売代理店はカードメーカーに対して立場は弱い(と思う。)
自作PCのパーツ、特に『グラボ』を購入する際には是非、カードメーカーだけではなく、どこの代理店経由かも確認して購入してほしい。
同じ値段だったら、間違いなく『アスク』経由の商品を買おう!!
現場からは以上だ。
最後まで読んでくださったあなたに感謝!!
おまけ グループにショップがない『CFD』の戦略(考察)
在庫補填の時には触れなかったが、代理店である『CFD』は、グループ内にショップが無い。
ちょっと気になったので、ユーザーと直接やり取りしている部署(ショップ)はないのか調べてみると、
バッファローダイレクトというものがあった。これはどうも中古品をユーザーに直接販売しているところのようだ。
整備済みの中古自作PCパーツもある。どこで仕入れるんだろ…?
あ!!
これってもしかして、『CFD』が仕入れた商品がユーザーから(理由は色々あると思うけど)返品された商品を、修理、整備して中古品として流通させてるんじゃないのか!?
おしまい。
>その理由は,北米と日本の間にある市場規模の違いに求めることができる。要するに,「わざわざ現地法人を作って,そこから大量のカードを大手小売店に出荷する」には,日本市場は小さすぎるのだ
これは間違いです。
1990年代までは輸入代理店はほとんど存在せず、ショップによる並行輸入(バルク品と同じ扱いで、ショップが独自にサポートを行ったり保証をつける形)が主流でした。
現地法人なんて昔からほとんどのメーカーでは存在してません。
だから昔はショップが独自に並行輸入をしていた関係上、「特定のショップでしか扱わないパーツ」というのがたくさんありました。
特にユーザーズサイドは独自の仕入れで有名でした。
2000年代以後のショップの閉店が相次いだり、輸入代理店の参入が相次いだ結果、今のような形に落ち着いただけです。