通年生アレルギー性鼻炎による慢性的な鼻詰まりすぎて40年のうちの8割を口呼吸で過ごしていた『マイノリ(ティ)』ガイル大佐である。
とうとうこの話題を記事にする時がきた。
なんだけど、この記事を目にする人が知りたいのは、
じゃなかろうか?
ただ…、
一般人が医療系の記事を書くのは最近ご法度らしい。
(というかサイト自体の検索順位下げられるみたいね。)
少しでも多くの人に知ってもらうことで、私と同じ状態の人に少しでも早く気づいてもらって悲惨な人生から脱出してほしいから。
だからいいのだ。
ではいってみよう!!
・CPAP治療は保険適応。
・機器は新品を貸してもらう。
(リース契約みたいなもん。)
・月に一度診察料込みで4,500円ほど。
(ほぼリース料かと。)
俺はあると思う!!
仮に睡眠時無呼吸だとした場合、
治療方法はCPAP(内科的治療)だけではなく、
【歯科的治療】
マウスピース(スリープスプリント)
↑日本睡眠歯科学会のリンク
【外科的治療】
気道を塞ぐ部位を取り除く
などもあります。
私の治療法は医師の判断によりCPAPになりましたが、どの治療法が最適かはその人によるので、この記事だけで判断しないようにお願いします。
睡眠時無呼吸症候群は2種類。細かく言うと3種類。
1、閉塞性(OSAS)
2、中枢性(CSAS)
(3、上記2つの混合型)
睡眠時無呼吸の95%はOSASが占めるとされます。
引用:医療法人社団 誠馨会 新東京病院
睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
【閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)】※以降OSASと表記。
(Obstructive閉塞性 Sleep睡眠 Apnea無呼吸 Syndrome症候群)
上気道が閉塞して呼吸ができなくなる場合を指す。
↑ガイルはこれ。
OSASガイドブック(PDF) 大阪回生病院睡眠医療センター大井元晴監修
【中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)】※以降CSASと表記。
呼吸の指令を出す脳の障害により呼吸が止まってしまう場合を指す。
・CPAPの機械は医療機器です。市販していません。
・個人輸入代行サイトとかで買うのはやめましょう。
・医師の指導のもと使いましょう。
・CPAPは対処療法です。続けても根本的には治りません。
CPAP治療開始に至るまでの流れ。まずは『OSAS』かどうか。
OSASの定義を確認してみよう。
10秒以上続く無呼吸・低呼吸が1時間に平均5回以上認められ、更に一部は心拍数や血圧のような自律神経の活動性が低く、規則正しい睡眠中にも認められる場合
引用:KOMPAS(慶應義塾大学病院医療・健康情報サイト)
説明しよう!!
まず、
10秒以上続く
無呼吸・低呼吸が
1時間に
平均〜回以上
というものは、
AHIという数値を使って表される。
Apnea無呼吸 Hypopnea低呼吸 Index指数
以降AHIと表記。
つまり、
10秒以上続く
無呼吸・低呼吸が
1時間に
平均5回以上
というのは、AHIが5回以上ってこと。
じゃあ、
AHIが5回以上、
更に一部は心拍数や血圧のような自律神経の活動性が低く、
規則正しい睡眠中にも認められる場合
がOSAS!
言い換えよう!!
AHIが5回以上で、日中の眠気などの症状がある場合→OSAS!
AHIが15回以上の場合、無症状でもOSAS!!
参考:OSASガイドブック(PDF)
てかこういう分かりやすいの待ってた。
で、もちろんAHIの数値によって、OSASの重症度が変わってくる。
んじゃどーやったらAHIを調べられるのかと言うと?
2種類あるみたい。
【PSG(ポリソムノグラフィー、終夜睡眠ポリグラフィー検査)】
2021年現在最も信頼性の高い検査方法。ただし1泊2日の入院が必要。
保険適応でも4〜5万円かかる。私の場合は3万6千円かかった。
【ポータブル睡眠時呼吸障害モニタを使った検査】
簡易的な検査。まずはこっちで検査するのが一般的。
私が使用したのはフクダ電子の睡眠評価装置パルスリープLS-140だった。
OSASガイドブック(PDF)P10、11参照
【体験談ここから。】CPAPをつかってみて。
・日中起きていられない眠気はなくなった。
・(偏)頭痛はなくなった。
・居眠り運転もなくなった。
次にOSASの原因。
・顎が小さい。(舌根沈下によるいびき。)仰向けじゃなく、横になってもいびきをかく。
・肥満ではない。(BMI23.2 普通体重)カシオのBMI自動計算サイト
・通年性アレルギー性鼻炎、季節性アレルギー性鼻炎(要は花粉症)を持っている。
・鼻と喉がつながる部分が人よりも狭い。(耳鼻科の医師による診断結果。)
・ずっと口呼吸。寝ている時も口が開いている。
CPAP以外の治療の可能性について
ガイルの症状の場合、
1、歯科的治療である
マウスピースでの治療(スリープスプリント)
では鼻で息をしなければならないので、
通年性アレルギー性鼻炎持ちの場合、ちょっと困る。
マウスピースでの治療(スリープスプリント)について
日本睡眠歯科学会
2、外科的治療である
手術で気道を塞ぐ部位を取り除いても改善が見込めないくらい鼻と喉がつながる部分が人よりも狭かった。
ので、CPAP治療になった。
とにかくすごい眠気だった。居眠り運転での事故は過去に2回。
何がすごかったって、それでも私はSASじゃないと思ってたからね。
日本人におけるSASの割合って、非常に少ないみたいだから。
以下引用内に割合が書かれています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは寝ているときに何度も無呼吸や低呼吸を繰り返し、熟睡できずに昼間の眠気や起床時の頭痛などをはじめ、さまざまな合併症を引き起こす病気です。睡眠中におおきなイビキをかく、夜中に何度も目が覚める、日中傾眠や居眠り運転をよく起こしそうになるなどの症状があり、日本人の2~3%潜在患者がいると推定されています。 引用:フクダ電子HP
今見ると、私はこれに全て当てはまってるんだよね…。よく違うとか思ってたよなあ…。
症状を整理してみよう!!
・日中眠気が止まらない。
・起床時(目が覚めた時)に頭が痛い。
(むしろ頭が痛くて覚めるんじゃないか?)
・30分以上の連続的な運転が必要な場合、信号待ちでほぼ100%カクッ!!ってなる。
・いびきがすごい。ほんまにやばいらしい。吸う時、吐く時どっちもうるさいみたい。
ガイルの勘違いその1 みんな日中眠なるやん!?
そう、ご飯食べたあと仮眠とる人もおるくらい、昼食後は眠気が襲うやん?
私の眠気もそうやと思ってたわけ。
でも、ガイルと他の人が違うところは、
昼食後じゃなくても眠くなるし、
みんなあくびはしても寝ることはないわけ。
とにかく私の場合は…、
だから末期の時は、
仕事中でも外に出かけてくるって言うて寝てたよ。1〜2時間くらいか?まじでやばかった。
どんな感じかって言うと、
頭がズキッとして何かスイッチが入ったように眠気が始まる。
だからもう、来たって明らかにわかるんだよね。
仕事を辞めたあと家で仕事していても、起きてる時間(活動時間)は少なかった。たぶん合計で8時間いかないくらい。
合計っていうのは、
寝て起きての繰り返しの生活だったから。なんでかって数時間活動したら眠くなって頭が働かないから寝るんだよね。んで起きての繰り返し。
ガイルの勘違いその2 いびきかいてるということは「呼吸しとる、無呼吸ちゃうやないかい!!」
いやこれよ。自分がSASだと自覚できなかった理由。
だから症状が改善されるまで自分がSASだと思ってなかったよ。
つまりSASかどうかの検査の時ですらまだ自覚してなかった。
治療しようと行動に移せたのは妻あってのもの。
SASは無呼吸なんやて。
いびきをかいてると言うことは、
呼吸しとるやないかい!!
俺の息が止まっていない(無呼吸じゃない)証拠である!!
とはいうものの、
どうやら妻は私のいびきがうるさすぎて眠れていないらしい。
また、実際に無呼吸かどうかって、隣でいても「あっ息が止まった。」とかはっきりわかるわけでもないらしい。
ただ、人の睡眠を妨げていて迷惑をかけている!
それはイカンやつや。
そんな妻に対して、私が取れる方法は一つ。
そのいびきの原因を解明し、対策を行うこと!!
というわけで、私はまず耳鼻咽喉科に行った。
その時はなんやら意味も分からず行ったんだけど、
妻が私のことをOSASだと思っていて、色々調べてくれていた。
妻によると、
いきなり無呼吸の検査をしてもらえるわけじゃないらしく、
まず、いびきの原因を耳鼻科で確認して、
それでもアカンかったらOSASの検査ってのが一般的らしい。
(ただの鼻詰まりから来るいびき、かも知れないから)
というわけで、次回は耳鼻咽喉科の治療のお話になるっす。